セラピストは、人々を癒す仕事のことです。この記事では、セラピストを「ボディ系セラピスト」と「リラクゼーション系セラピスト」の2つのカテゴリーに分け、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。資格の有無や就職先についても紹介しているので、セラピストで働くことを検討している方は、参考にしてください。
セラピストとは
セラピストは、身体や心に不調を抱える人に対し、人々を癒す仕事のことです。
身体にアプローチするものやメンタルケアを行うものなど、さまざまな種類があります。
以下では、ボディ系セラピストとリラクゼーション系セラピストに分けて解説します。
ボディ系セラピスト
ボディ系セラピストとは、手や器具などを使って身体の疲れや不調を整えるセラピストを指します。
1.カイロプラクター
カイロプラクティックはアメリカ発祥の手技療法で、手技によって身体の調整を行い、不調を改善し自然治癒力をアップさせることを目的としています。
特殊な器具を使用するケースもあるため、身体の機能や器具に関する専門的な知識が求められます。
アメリカでカイロプラクターとして活動するには、ドクター・オブ・カイロプラクティックの資格を取得し、全米カイロプラクティック試験に合格した後、州のライセンスを取得する必要があります。
就職先は、カイロプラクティッククリニックや整形外科、リハビリテーションセンターなどです。
※参考:厚生労働省eJIM | カイロプラクティック[各種施術・療法 – 一般]
2.リフレクソロジスト
リフレクソロジストは、リフレクソロジーに関する正しい知識を持ち、他者への施術や指導ができる仕事です。
リフレクソロジーは、手足の反射区を刺激して自然治癒力を促し、体の不調を改善したりリラックス効果をもたらしたりする方法です。
利用者との会話が多い仕事であるため、高いコミュニケーション力が求められます。
リフレクソロジストは特別な国家資格を必要としない民間療法士ですが、協会や団体が発行する民間資格は取得できます。
就職先には、リラクゼーションサロンやスパ、整体院などがあります。
3.エステティシャン
エステティシャンは、ボディケアやフェイシャルケア、脱毛などを通じて、体や肌を健やかな状態にする仕事です。
サロンごとに提供する施術は異なりますが、施術に加えて皮膚科学や栄養学の知識も必要とされます。
入職に学歴や資格は不要ですが、エステティシャン養成施設での学びが推奨されます。
「認定エステティシャン」などの資格があれば、知識や技術の証明になります。
就職先は、エステサロン、スパ、ビューティークリニックなどです。
リラクゼーション系セラピスト
リラクゼーション系セラピストは、身体へのアプローチだけでなく、さまざまな角度からメンタル面にもアプローチし、心身共にリラックス状態へと促すセラピストのことです。
1.リラクゼーションセラピスト
リラクゼーションとは、緊張をほぐすことです。
リラクゼーションセラピストは、視覚や聴覚、触覚を活用して心と体をリラックスさせ、日常の疲れやストレスを癒す仕事です。
施術の内容はサロンによって異なり、ボディケアやリンパマッサージ、オイルマッサージなど、さまざまな種類があります。
リラクゼーション施術は医療行為ではないため、特別な資格は必要ありません。
ただし、「リラクゼーションセラピスト認定資格試験」や「リラクセーション検定」などの民間資格があります。
リラクゼーションサロン、スパ、マッサージ店などが就職先です。
2.アロマセラピスト
アロマセラピストは、アロマオイルを使用して身体の緊張を緩和し、心と身体のバランスを整える仕事です。
アロマオイルを用いたマッサージやフットバスなども提供します。
そのため、アロマオイルの知識に加えて、全身トリートメントやフットトリートメント、リンパマッサージの知識も必要です。
アロマセラピストには、民間資格はありますが、国家資格は必要ありません。
就職先には、アロマサロン、スパ、リラクゼーションサロンなどがあります。
3.カラーセラピスト
カラーセラピストは、相談者の好みの色から心理状態を読み取り、心の悩みを整理して解決をサポートする仕事です。
また、色が心理に与える影響を考慮して、インテリアやファッション、アクセサリーなどの色選びのアドバイスも行います。
カラーセラビストとして働くために、特定の資格は必須ではありません。
ただし、民間の資格や認定を取得することが推奨される場合があります。
カラーセラピーサロンやエステサロン、ファッション関連の企業、介護や医療機関などが就職先です。
4.ミュージックセラピスト
ミュージックセラピストは、ミュージックセラピーは音楽を利用した療法を行う仕事です。
音楽を聴かせたり、楽器を演奏してもらうことで、精神の安定や症状の緩和を目指します。
ミュージックセラピストとして働くには、特定の資格が必要ではありませんが、専門的な知識と技術を証明するために、認定資格を取得することが望ましいです。
活躍の場は、子どもの発達支援や健康維持、リハビリテーション、メンタルケアなど、さまざまです。
まとめ
セラピストとは、心と身体をさまざまな方法で癒す職業です。
この記事では、セラピストを「ボディ系セラピスト」と「リラクゼーション系セラピスト」の2つに分けて、それぞれの特徴や必要な資格、就職先を紹介しました。
また、「ボディ系セラピスト」や「リラクゼーション系セラピスト」は、特別な資格を必要としないことが多く、未経験の方でもチャレンジしやすいことも特徴のひとつです。
それぞれの仕事内容や資格要件、就職先を把握し、自分に適したセラピストを選択しましょう。
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