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マッサージ・もみほぐしなど、コリをほぐす仕事に資格は必要?国家資格と民間資格を紹介

マッサージやもみほぐしなどのコリをほぐす仕事がしたいとき、資格が必要なのかわからない方も多いはず。
そこで今回は、マッサージやもみほぐしの仕事に資格取得は必須なのか、国家資格と民間資格の種類を詳しくご紹介します。

マッサージには資格が必要

マッサージや指圧の仕事をするには、国家資格の取得が必要と法律で定められています。
なぜならマッサージは体の不調を改善したり、治療したりするのが目的の医業類似行為に当たるからです。
体の治療をするのに、確かな知識や技術を持っていないのは心配ですよね。

またマッサージが受けられる場所は病院・治療院・接骨院・整骨院などで、対象になる症状の治療には保険適用になります。
このようにマッサージは体の不調を治療するのが目的なので、マッサージを仕事にするのは必ず資格が必要なのです。

マッサージができるのは国家資格のあん摩マッサージ指圧師

マッサージの仕事をするには、あん摩マッサージ指圧師という国家資格の取得が必要です。
あん摩・マッサージ・指圧と言う「さする・揉む・押す」を組み合わせた手技により、血流を良くしたりコリをほぐしたりして不調を改善します。

あん摩マッサージ指圧師になるには高校卒業後、厚生労働大臣もしくは文部科学大臣認定の専門学校・短大・大学・養成所に3年以上通い勉強しなければいけません。
その後受験資格を得たら国家試験を受験します。
試験方法は筆記試験のみで、実技試験はありません。
2022年2月のあん摩マッサージ指圧師国家試験の合格率は84.7%と、比較的取得しやすい国家資格といえるでしょう。

資格取得後の就職先は、病院以外にもマッサージ店、介護福祉施設、スポーツ施設などと豊富にあります。
マッサージの仕事をしたい場合は認定学校に通って勉強し、国家資格のあん摩マッサージ指圧師を取得しましょう。

もみほぐしに資格は必要ない

マッサージと違い、もみほぐしの仕事をするのには資格が必要ありません。
なぜならもみほぐしは体の不調を治療するマッサージとは異なり、筋肉をほぐす・疲労回復・血行改善などのリラクゼーション目的で行うからです。

あくまでももみほぐしは、リラックス効果や癒しを目的にしています。
もみほぐしを行う多くの整体院やリラクゼーションサロンでは、入社後の研修で基礎的な知識や技術を実践を通して勉強します。
一方で、民間資格を取得する人も多いです。
このようにもみほぐしに資格は必要ないですが、お客様の体に触れる以上正しい知識や技術の為に勉強することが大切です。

リラクゼーションサロンで活かせる民間資格の種類

もみほぐしなどを行うリラクゼーションサロンでは、民間資格を取得しておくと即戦力になります。
サロンの種類別に、メジャーな民間資格について8つご紹介します。

整体

整体は体の歪みを治し、不調をなくすことを目的にしています。
たとえば骨盤の歪みを戻す骨盤矯正や姿勢の歪みを戻す姿勢矯正が知られています。
また整体師の資格は国家資格ではないので、保険適用の施術ではありません。

似ているものに接骨院で施術をする柔道整復師がいますが、こちらは骨折や捻挫など保険適用となる施術を行うので整体とは異なります。
整体の資格取得後に働ける場所は、整体院やリラクゼーションサロンです。
治療を目的とした接骨院や整骨院で働くことはできません。

リンパマッサージ

リンパマッサージは体内の余分な水分や老廃物を出すために、リンパの流れを良くするマッサージです。
むくみの解消や体質改善、肌のトーンアップが期待できるなど、美容目的で行うことも多いです。

リンパマッサージの民間資格は種類が豊富で、リンパマッサージと骨格矯正を組み合わせたものやアロマの知識を取り入れたものまで様々です。
自分がどのようなリンパマッサージを勉強したいのか考えて選びましょう。
リンパマッサージの資格取得後に働ける場所は、リラクゼーションサロンやエステサロン、整体院です。

タイ古式マッサージ

タイ古式マッサージはタイの伝統医学のひとつ。
施術者はかかとやひじ、ひざを使い、気の流れる部分に沿って体全体をマッサージします。
ストレッチやヨガのように見え、アクロバティックなイメージもあります。

タイ古式マッサージの資格は日本にいながらタイ学校の修了証をもらえるものから、本場タイにあるスクールに通うものまであります。
資格取得後に働ける場所は、タイ古式マッサージ店やリラクゼーションサロンです。

リフレクソロジー

リフレクソロジーは、リフレックス(反射)とロジー(学問)を組み合わせた反射学を元に考えられたマッサージです。
足の裏や手の平にある末梢神経を刺激することで、代謝が良くなったり太りにくい体質になったりします。

似たようなものに足つぼマッサージがありますが、異なる点は押す場所や強さです。
またリフレクソロジーの資格は、西洋医学と東洋医学を元にしたものがあります。
西洋式リフレクソロジーは痛みは少なく、心地よさを重視したもの。
東洋式リフレクソロジーは痛みが強い方が効くとされ、刺激が強くなります。
どのようなリフレクソロジーを学びたいか考えて資格を選びましょう。

カイロプラクティック

カイロプラクティックは西洋医学を元に考えられた、アメリカ発祥の手技マッサージです。
背骨や骨盤などの骨格を調整することで、体のバランスを整えます。
WHO(世界保健機関)はカイロプラクティックを代替医療として認めており、世界的に広がっています。

カイロプラクティックと整体は似ているように感じますが、2つは異なります。
整体は骨に関わらず体全体の不調を取り除くのに対し、カイロプラクティックは骨格の歪みを治すのです。
資格取得後は、カイロプラクティックサロンや整体院で働けます。

アロマテラピー

アロマテラピーは精油(エッセンシャルオイル)を用いた自然療法です。
香りの力とトリートメント技術が組み合わさることでリラックス効果があり、ストレス緩和に繋がります。
アロマテラピーの資格は精油の知識はもちろん、トリートメント技術も学びます。

またリンパを組み合わせたものや、ハンドやフットの技術を取り入れたものまで種類は様々です。
資格取得後はアロマテラピーサロンやエステサロンで働くことができます。

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダは、東洋医学を元に考えられたインド・スリランカ発祥の伝統医療です。
歴史は古く5000年以上前から存在したと言われており、自然治癒力を高め、健康増進を目的にトリートメントを行います。

アーユルヴェーダの資格は、フット専門や全身トリートメントのもの。
また本場スリランカのスクールで学べるものもあります。
資格取得後は、アーユルヴェーダサロンやエステサロンで働くことができます。

ヘッドマッサージ

ヘッドマッサージは頭を揉んだり押したりすることで、頭皮環境や自律神経を整えます。
頭皮にはツボが多いので、刺激することにより頭皮や首、肩のコリを解消できます。

美容室のメニューであるヘッドスパと似ていますが、ヘッドマッサージとは目的が異なります。
ヘッドスパは普段のシャンプーでは落としきれない汚れをジェルなどで洗浄するのに対し、ヘッドマッサージは頭皮を濡らさず、もみほぐしによるリラックスを目的にしています。

ヘッドマッサージの資格には、アロマや整体を取り入れたものやドライヘッドマッサージ専門のものまで幅広いです。
資格取得後は、ヘッドスパ専門店やリラクゼーションサロンで働けます。

まとめ

今回はマッサージやもみほぐしなどコリをとる仕事に資格は必要なのか、国家資格と民間資格の種類についてご紹介しました。
マッサージができるのは、国家資格のあん摩マッサージ指圧師のみです。
もみほぐしに資格はいりませんが、実際に働く際に役立つ民間資格はたくさんあります。
自分がどのようなマッサージやもみほぐしをしたいのか、明確に考えてみましょう。

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ぜひ、もみほぐしの仕事にチャレンジしたい方のご応募をお待ちしています。