資格や技術を身に付けて多くの人の健康に携わることのできるマッサージ師やセラピストの仕事。
やりがいの大きい仕事である一方、「体力的にキツイ」「給与や待遇が悪い」などの理由で退職や転職を考える方もいるかもしれません。
本記事では、マッサージ師やセラピストが感じている仕事の大変さや退職理由について解説。
転職する際のポイントについてもご紹介します。

マッサージ師・セラピストの仕事はココが大変

マッサージ師やセラピストの方たちはどのようなことに悩み退職や転職を考えるのでしょうか？
まずは、マッサージ師やセラピストが感じる仕事の大変さや厳しさについて解説します。

身体への負担が大きい

毎日数多くの施術をしていると手や指先、腰に多くの負担がかかってしまうもの。
マッサージ師やセラピストの中には腱鞘炎やぎっくり腰になってしまう方もいるようです。
お客様の疲れを癒したり健康をサポートしたりする仕事のはずが、自分自身が体調を崩してしまっては本末転倒。

「体力的に辛い」「年齢を重ねても続けていけるか心配」といった不安から退職に繋がることも少なくありません。

希望の収入を得られない

マッサージ師やセラピストの場合、サロンにもよりますが給与は経験・スキルに応じて徐々に上がっていくケースが多いようです。そのため、新人のうちは「給与が低い」と感じることも。
また、多くのサロンで指名制や歩合制を取り入れていて、お客様にリピートしていただくことでやっと希望の収入を得られるようになります。
経験を積みしっかりとスキルが身に付けば収入UPを目指せる一方で、なかなか成果が上がらず給与に反映されないと「生活していけるか不安」「モチベーションが上がらない」と感じて退職に至ることもあるようです。

コミュニケーションに自信が持てない

マッサージ師やセラピストは、資格や技術が求められる専門性の高い職業ですが、接客業としてお客様とのコミュニケーションが求められる仕事でもあります。
また、お客様に元気になっていただけるよう懸命に施術をしても、時には相性が合わなかったり満足していただけなかったりすることも。

もちろん「楽になったよ！ありがとう！」と喜んでいただけることも多くやりがいも大きい反面、お客様とのコミュニケーションがうまくいかなったりクレームが続いたりしてしまうと「向いていないのかな」と自信をなくし、退職や転職を考えてしまうケースも少なくないのです。

マッサージ師・セラピストのやりがい

このようにマッサージ師やセラピストの仕事は、体力面や収入、コミュニケーションへの不安などから、難しさや大変さを感じることも。
一方で、資格や技術を身につけて長く活躍できたり、多くのお客様の健康や笑顔に携わることができたりするなど、メリットややりがいも大きい仕事です。

お客様に喜んでいただける

マッサージ師やセラピストは、症状や気分などのカウンセリングをしながら施術を進めていくだけにお客様との距離がとても近い仕事。
お客様の反応をダイレクトに感じられるのはこの仕事の醍醐味のひとつです。
最初は疲れた表情だったお客様が施術後はスッキリした表情に変わっていたり、「身体がすごく楽になったよ！」と喜んでいただけたりすると、自信にも繋がり大きなやりがいを感じられるものです。

成長を感じられる

資格や技術が求められる仕事なだけに、最初のうちは苦労も多い反面、経験を積むほどスキルが身につき成長が感じられる仕事でもあります。
施術経験を積む度に「ありがとう」と言っていただけることが増えリピーターのお客様が多くなると、成長を実感できやりがいにも繋がるでしょう。

サロンによっては研修や資格取得支援などの制度が充実していることもあり、より成長への近道になるかもしれません。

独立・開業などの道もある

経験を積んで技術を習得した先に独立や開業を目指しやすいのもこの仕事の特徴のひとつ。
手に職をつけることができる職業だからこそ、将来的には活躍の幅を広げることも可能なのです。

転職を成功させる2つのポイント

「マッサージ師・セラピストとしての道は諦めたくないけれど、今の職場は合わない」そう感じているなら、他のサロンへ転職するのも手段のひとつ。
ただし、これまでと同じ悩みや不満を抱えずに満足のいく転職を叶えるためにも、しっかりとポイント抑えておくことが大切です。

希望条件や働き方を整理する

まずは、今の働き方をどのように改善したいのか、希望の条件を明確にしておきましょう。
例えば、「収入アップを目指したい」「残業時間を減らしたい」「評価制度の整った職場で働きたい」「スキルアップしたい」など。
また、希望条件の中で優先順位を整理することも大切です。
すべての条件を満たす求人があれば理想的ですが、理想を叶えるのは簡単なことではありません。
希望条件の中で特に大切にしたいことは何か、どんな条件であれば譲れるのかなどを整理しておくと、就職後のミスマッチを防ぐことができ納得のいく転職にも繋がりますよ。

将来のキャリアビジョンを描いておく

転職を考える際は、将来どうなりたいかといった目標やキャリアビジョンを描くことも大切です。
例えば、技術の習得や資格取得などへの目標や、結婚・出産などライフスタイルが変わった後の働き方など。
キャリアビジョンを描いておくことで、転職先の職場がそのビジョンを達成できるかどうかを見極めることができ、理想的な転職に近づくことができますよ。

まとめ

今回は、マッサージ師やセラピストの仕事の大変さや退職を考える理由についてご紹介しました。
マッサージ師やセラピストは力仕事な一面もあり、確かに大変なことも多いでしょう。
しかし、専門的な技術を活かしてお客様に喜んでいただけるやりがいの大きい仕事でもあります。
そうしたやりがいを感じながら、いきいきと活躍し続けるためにも、ぜひご自身の希望やビジョンを明確にして、理想的な働き方を見つけてくださいね！

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