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就職や転職の際に最初の関門とも言える履歴書。「書き方が分からない」「志望動機ってどんなことを書けばいいの？」と迷っている方も多いのではないでしょうか？本記事では、マッサージ師やセラピストの転職や就職に着目し、履歴書の書き方について解説！書き方のポイントやパターンごとの志望動機実例もご紹介します。

履歴書の様式と項目

まずは一般的な履歴書の様式や記載する主な項目を知っておきましょう。
ここでは、様式の種類と項目ごとの記載の仕方について解説します。

履歴書の様式

履歴書には、様々な様式がありますが、応募先の企業から指定がない場合はどのような履歴書を利用しても問題ありません。
ただし、新卒か中途採用か、また、正社員かアルバイト・パートかなどによってアピールすべき内容や記入すべき項目は異なります。
ご自身のキャリアや雇用形態に応じて適切なフォーマットを選ぶと良いでしょう。

・新卒、キャリアが浅い場合
職歴がない（浅い）分、「学歴・職歴」欄は狭くてOK。
一方で「趣味・特技」「長所・自己PR」など自分自身をアピールするスペースが広いものを選びましょう。

・中途採用の場合
これまでの職歴をきちんと記載するため「学歴・職歴」が広いものを選ぶのがポイント。
また、「保有資格」や「実績」などをきちんと記載できるものを選び、経歴やスキルをしっかりとアピールしましょう。

・アルバイト、パートの場合
「希望の勤務日や時間帯」の項目があるものを選ぶのがおすすめ。
アルバイトやパートでは経歴やスキルを重視しないケースも多いため、全体的に記入欄が少なくシンプルなものを選ぶと良いでしょう。

日付

履歴書の「日付」欄には、記入した日ではなく提出する日を記入します。
面接に持参するのであれば面接日を、郵送の場合は投函する日を正しく記入しましょう。

氏名、生年月日

氏名は苗字と名前の間にスペースを設け、ふりがなも正しく書きましょう。
また、生年月日に限らず、和暦・西暦は書類全体を通して統一し分かりやすく記載します。
年齢が「満○歳」となっている場合は、履歴書の提出日時点での年齢を記入しましょう。

住所、連絡先

住所は必ず都道府県から番地やマンション名、部屋番号まで省略せずに記入します。
また、連絡先は繋がりやすい携帯電話とメールアドレスを記載しておきましょう。

写真

証明写真は半年以内に撮影したものを使用するのが一般的です。
規定のサイズに合わせた写真を使いましょう。
また、履歴書の写真は応募企業にとってあなたの第一印象となります。
履歴書を通して好印象を持ってもらえるよう、服装や身だしなみには気を付けましょう。
必ずしもスーツを着用する必要はありませんが、清潔感のある服装を意識し、派手すぎるメイクやアクセサリーは避けましょう。

学歴、職歴

学歴は中学卒業以降すべての入学と卒業を記載するのが一般的です。
新卒の場合は「卒業見込み」と記載しましょう。
学歴と職歴は分けて記入し、それぞれの一行目に「学歴」「職歴」と記載します。
職歴は入社・退職を時系列に沿って記入し、マッサージ師やセラピスト以外の職務経歴も正しく記載しましょう。
すべての学歴・職歴を記入したら、最終職歴の一行下に右寄せで「以上」と記載しましょう。

免許、資格

免許や資格は省略せず正式名称で記載します。
特にマッサージ師・セラピストとして活かせる資格は採用の際のアピールポイントになるため正しく記入しておきましょう。

志望動機

志望動機は、仕事への熱意や想い、考え方を伝える重要な項目です。
マッサージ師、セラピストとして働きたい理由だけでなく、「なぜここのサロン（企業）で働きたいのか」が明確に伝わるよう具体的に記載しましょう。
その際、応募先企業の特徴と、ご自身の経歴やキャリアプランとを結びつけて記載することが大切です。
企業とご自身のスキルや考えとが合致していることで、志望動機に信ぴょう性が生まれ説得力が高まります。

志望動機を書く際の3つのポイント

履歴書に記載する項目の中で、最も記入に迷うのが「志望動機」ではないでしょうか。
単に「セラピストになりたいから」「マッサージが好きだから」だけでは、サロンへの熱意が伝わらず、高評価を得るのは難しいもの。
しっかりと熱意や想いを伝えるためにも、「マッサージ・セラピストになりたい理由」「なぜこのサロンを志望するのか」「サロンに貢献できる強みは何か」の3つを整理したうえで志望動機を書くことが大切です。

ポイント1｜マッサージ師・セラピストになりたい理由を整理する

まずは、マッサージ師やセラピストとして働きたい理由を明確にしておきましょう。
マッサージ師・セラピストになりたいと思ったきっかけやエピソードなどを書き出し、自分自身の気持ちを可視化することが大切です。
改めて書き出すことで、気持ちが整理され、今まで忘れていた想いに気付くきっかけにもなるでしょう。

ポイント2｜応募先企業（サロン）を知る

自分自身の気持ちを整理できたら、応募先の企業について詳しく調べましょう。
企業の理念やサロンのコンセプトを知ることで、「なぜこのサロンを志望するのか」が明確になります。
また、調べる際はホームページやSNSだけでなく、実際にサロンに来店するのもおすすめです。
施術を受けた際のエピソードや感想を盛り込むことで、志望動機の根拠が強まり熱意も伝わりやすくなるでしょう。

ポイント3｜サロンに貢献できる強みを自己分析する

サロンへの理解が深まったら、入社後の自分自身の活躍について考えてみましょう。
経験者の方であれば、これまでの実績やスキルなどを具体的にまとめると良いでしょう。
異業種からの転職や未経験者の場合は、これまでの経験から活かせるスキルはないかを考えます。
例えば、接客や営業職などの経験者であればコミュニケーション力が活かせるかもしれませんね。
ご自身の経験やスキルを棚卸しして、強みやアピールポイントを自己分析することが大切です。

【パターン別】志望動機の書き方例

ここからは、【未経験（または新卒）】【経験者】【異業種からの転職】の3パターンに分けて志望動機の書き方例をご紹介します。

【未経験・新卒の志望動機】

未経験者や新卒の場合、経験やスキルよりも、人柄や考え方、仕事に対する熱意などが重視されます。
志望動機では、「マッサージ師・セラピストとして働きたい理由」や「あなた自身の人柄が伝わるエピソード」などをしっかりと伝えましょう。

私は学生時代に陸上に取り組み、上位を目指す中で骨格や筋肉の仕組みについて興味を持つようになりました。また、整骨院やリラクゼーションサロンに度々通い疲労を回復してきたことで、大きな怪我をすることなく高いパフォーマンスを維持できたと実感しています。スポーツ整体も取り入れ、多くのアスリートをサポートしている貴院であれば、自分自身の知識やスキルを高めながら、アスリートのパフォーマンス向上や多くの人の健康維持に貢献できるのではないかと考え志望いたしました。

【経験者の志望動機】

マッサージ師・セラピストとしての実務経験がある場合は、活かせるスキルや実績に加えて「応募先企業で実現したいこと」などをアピールすると良いでしょう。

【異業種からキャリアチェンジする場合の志望動機】

異業種からの転職の場合は、「なぜマッサージ師・セラピストとして働きたいと思ったのか」という具体的な理由に加えて「前職での経験から活かせるスキル」も記載しましょう。

まとめ

履歴書は応募先企業にとってあなたの第一印象となる重要な書類。
だからこそ、過不足なく丁寧に記載することが大切です。
ひとつひとつの項目を細かく確認しながら正確に記入しましょう。

また、志望動機を書く際は、自分自身の気持ちや応募先企業への想いを整理し、しっかりと熱意を伝えることが大切です。
ぜひ、今回ご紹介したポイントや記載例もご参考にしていただき、スムーズな転職や就活にお役立てください。

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