マッサージの技術アップを目指すとき「効率よく上手くなりたい」と思いませんか?
今回はマッサージが上手くなるために必要な技術の分析や知識の増やし方、練習の仕方や振り返り方をお伝えします。
ぜひこの方法を試してマッサージのレベルを上げてくださいね。
1.自分の技術を分析する
客観的に自分のマッサージを分析すれば、強みや苦手な技術を認識できるので、やるべきことが明確になります。
得意な技術を把握し、強みを活かす
マッサージの技術を上げるには、まず自分の得意な技術を把握しましょう。
お客様に褒められる技術や自信がある手技など、なぜ得意なのかを深く掘り下げ、技術の幅を広げていきます。
たとえば足ツボが得意なら、フットマッサージに力を入れていくなどです。
このように得意な技術を深掘りすることで自分の強みを改めて認識し、幅広い技術アップに繋がるのです。
苦手な技術を明確にする
技術力をアップさせるには、苦手な技術を明確にすることが大切です。
なぜなら漠然とした苦手意識より、苦手な技術が明確になったほうが改善しやすいからです。
まずはどのような技術が苦手なのか、なぜ苦手と感じるのか具体的に考え、改善するにはどうしたらいいのか方法を見つけましょう。
たとえば指圧が苦手だとすると、力加減が難しいのか、呼吸に合わせにくいのかなどを明確にします。
苦手な技術からは目を逸らしたくなりますが、しっかりと向き合うことで改善方法を見つけられ技術アップに繋がるのです。
2.知識を増やす
マッサージを上手くするには豊富な知識が必要です。
知識がないままに闇雲に練習しても、正しい行動の仕方がわからないため効率が悪くなります。
そこでマッサージの知識を増やす方法を4つご紹介します。
先輩の技術を見て盗む
知識を増やすためには、技術力のある先輩のマッサージを見ることが大切です。
実際に体の使い方や力の入れ方、リズムの取り方を目で見て、まねをするのが効率が良いからです。
そのため空き時間は積極的に先輩の施術を見ましょう。
技術が上手く自信のある人には必ず共通点があるので、自分との違いを確かめるのが近道です。
技術に対して疑問点があれば自分で考えたり調べたりし、それでもわからなければ先輩に質問しましょう。
答えはしっかりとメモを残し、実践することが大切です。
DVDやYouTubeを見て勉強する
DVDやYouTubeでは人気セラピストがわかりやすくマッサージを解説しているので、手軽に知識を増やすことができます。
動画だとマッサージのリズムや体の使い方も確認しやすいように作られているため、自分でも再現しやすいのです。
さらに自分のサロンでは習わない技術も取り入れられるので、上達させるには効果的です。
このためマッサージの知識を増やすには、隙間時間で人気セラピストのDVDやYouTubeを見て学ぶのがおすすめです。
マッサージを受けに行く
技術を上達させるには自分が施術するだけではなく、実際にマッサージを受けることも大切です。
お客様の気持ちになって体感することで気付くことがたくさんあるからです。
マッサージ店を選ぶときには、評判の良い店舗でセラピストを指名しましょう。
自分との体格差があり過ぎると取り入れにくい技術もあるので、出来れば自分に似た体格の人に施術してもらうのが良いです。
疑問があればお客様目線で質問し、良かった点はまねることから始めてみましょう。
さらに、技術以外にもお客様への対応やコミュニケーションなど参考になる部分は取り入れましょう。
マッサージを受けに行くことでお客様の立場になって体感でき、技術をアップさせることができるのです。
セミナー・勉強会に参加する
セミナーや勉強会ではプロから直接指導してもらえるので、実力を上げることができます。
普段疑問に感じていたことを聞いたり、新たな課題を見つけたりする良い機会です。
いつもとは違う人からの技術指導は、新しい発見がたくさんあるはずです。
さらに参加することで同業者にも会えるので、モチベーションアップにも繋がるでしょう。
参加料金がかかることや、休日を利用しての勉強になるのでハードルが高いですが、ステップアップするために参加するのも方法のひとつです。
3.練習する
ここからは、マッサージが効率よく上達できる練習方法を2つお伝えします。
実践して経験を増やす
マッサージを上達させるには実際に同僚や先輩、家族や友人に練習相手になってもらい、経験を積み重ねましょう。
経験を積むと技術が体に染み込み、スキルが上がります。
お客様は誰一人として同じ体形の人はいないので、練習モデルは性別や体形が異なる人に頼むのが理想的です。
また練習モデルにはあらかじめ、感想を率直に伝えてもらうように依頼しましょう。
厳しい声こそがマッサージを上達させるためのヒントになります。
真摯に受け止め、技術アップを目指しましょう。
練習相手がいないときはイメージトレーニング
「練習したいけど相手になってくれる人がいない」ということもありますよね。
そんなときはマッサージのイメージトレーニングをするのがおすすめです。
プロのスポーツ選手も行うイメージトレーニングはマッサージにも効果的で、どこにいても行うことができます。
頭の中で何度も繰り返しイメージすることで体と脳の動きが繋がり、実際にパフォーマンスが上がります。
手技や力加減、リズムなどを具体的にイメージして行いましょう。
自宅ではクッションを相手にマッサージするのもおすすめです。
このように練習相手がいないときはマッサージの様子を頭の中で明確にイメージし、トレーニングを積み重ねましょう。
4.振り返りをする
施術や練習後には必ず振り返りをして、今後に活かせるようにしましょう。
改善点を把握し、改善方法を考える
忙しい中でも技術の振り返りをすることで、マッサージのレベルが上げられます。
人は学習しても1日後にほとんどのことを忘れてしまうと言われています。
そのため1日を振り返りノートに記入することで、記憶にとめておけるのです。
施術や練習を振り返り、どこが気になったか、どのように改善したらいいのかを記入しましょう。
こうすることで新しい課題が発見でき、技術力も上がります。
また記録に残すとできるようになったことも把握できるため、モチベーションも上がります。
このように振り返りをすることで学んだ技術を記憶でき、ステップアップできるのです。
振り返りは毎日の習慣にする
日々の振り返りを習慣づけることで、知識が積み重なり技術が上手くなります。
しかし、振り返りが3日坊主になってしまってはせっかく身に付けた知識がもったいないです。
習慣化させるコツは、毎日必ずとる行動と振り返りをセットにすることです。
例えば、「はみがきが終わったら振り返りをする」「お風呂に入る前に振り返りをする」などと自分の中でルールを決めておくことで、習慣化しやすくなります。
5分、10分の短い時間でも大丈夫なので、落ち着いて自分の技術を見つめられる時間を取りましょう。
5.自分のコンディションを整える
意外とおろそかになりがちな、自分の体と心の健康を整えることも技術を高めるには重要です。
お客様は「体のコリを取りたい」「癒されたい」と思って来店するため、施術する自分が元気でないとお客様も元気になりません。
そのため食事や睡眠、適度な運動を心掛けコンディションを整えましょう。
またリフレッシュすることで集中力が上がり、マッサージのパフォーマンスも上がります。
このように自分のコンディションを整えることで施術に集中でき、良いマッサージができるのです。
まとめ
今回はマッサージが上手くなるための技術分析や知識を増やし方、練習の仕方や振り返りをお伝えしました。
まずは自分の苦手な技術を明確にし、改善するための知識をインプットします。
その後は実践経験を増やしたり、練習相手がいないときはイメージトレーニングしたりしましょう。
1日の終わりには施術や練習の振り返りをし、しっかりと自分のケアをして明日に備えることが大切です。
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